20010304
でじたけ流 教育論第39回 犬ピースの

我が家・・・
というか正確には我が家の隣に住む、私の両親宅に「お犬さま」がやって来てから
かれこれ半月近くが経とうとしている。

私が子供の頃から数えて・・・5匹目の犬になる、と思う。

考えてみると、これまで犬の名前はすべて私が付けていた。

最初が「ペス」で、その息子が「ボス」。
次に「ドン」で、その息子が「ロッキー」だった。

ちなみに「ロッキー」が、まだうちにいた頃・・・
たまたま拾って、その後、友人の家で飼ってもらった犬の名は「ロッキー2」という。
もし、その次に拾ったら「ロッキー3〜炎の友情」にする予定だった。

今回、いきなり「犬を飼う」と言い出したのは・・・
子供より孫の数が多くなった今では、
さすがに「おじいちゃん」と言われることの方が多くなった私のオヤジ。

オヤジは、まだ現役で働いているが
ここ数年、長年の飲み友達は次々と亡くなってしまうし・・・
かと言って、あまり積極的に孫と遊ぶ方でもない。

誰が見ても「酒が趣味」だろうと思うのだが、本人は「仕事」のつもり。
自他共に認める唯一の趣味は「散歩」。
しかし「ロッキー」が死んでからというもの、ほんの近所しか歩かなくなっていた。

本当はすぐにでも犬を飼いたかったのかも知れないけれど・・・
その後、うちに次々と子供が産まれたので、飼うチャンスを逃していたという感じ。

うちの次男も1歳半になるし・・・
上の2人は充分にペットとも遊べる歳になってきたという「大義名分」もあってか・・・
いきなり「犬を飼う」と、まず孫たちに発表をした。

そりゃあ子供たちは大喜び。
しかし、オフクロとカミさんは、ピクリと眉を動かした。

「飼うのはいいけど・・・いったい誰が面倒みるのよ?」

犬屋が届けにきたのは生後2ヶ月のゴールデン・レトリーバー。
何でも3ヶ月間は室内で飼育しなくてはならないらしい。

しかも・・・
犬が来た、数日後からオヤジとオフクロは1週間、ハワイにいる妹のところに行くことになっていた。

「せめてハワイから戻ってきてから届けさせればいいのに・・・」

女性陣の意見も最もな話だ。

おじいちゃんとしては、孫たちに犬の面倒を頼んだつもりでいたが・・・
「なしくずし的に」自分の仕事が増えるのをカミさんは拒んだ。

「そりゃあ頼まれれば、イヤとは言えないけど・・・」

そういうことを面と向かって素直に頼めないのが、オヤジの世代。
結局、犬は来たかと思ったら、またすぐペットホテルへ連れられて行った。

愛犬ピース私にも、とくに何の相談もなかったし・・・
素直になれない分、余計な金や労力必要になってしまうことは・・・結構多い。

犬の名前が決まったのは、ペットホテルへ行く直前のことだ。

子供たちもいろんなことを言っていたが、どうにもまとまりがない。
例によって私はガンガンと自分の意見を口にする。

「エジソン」という名前に決まりかけたところで・・・
珍しくオヤジが「ピースっていうのはどうかなぁ」と呟いた。

で、「犬」「犬」とだけ呼ばれていたそいつは「ピース」と呼ばれることになった。

これから「ピース」が誰に一番なつくかは・・・まだ、わからない。

でじたけ流 教育論

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