20060730
でじたけ流 教育論第313回

30年越しのコンサート


ちょうど先週の今日・・・
2006年7月23日、日曜日は
珍しく朝5時に起床・・・
いや、その予定だったけど
何だか興奮して目が覚めてしまい
4時には起きあがっていた。

子供たちも5時には起こして出発の準備。
午前6時出発・・・
目指すは御殿場、富士スピードウェイ。

何もカーレースを見に行こうというのではない。
ここで野外コンサートが行われるのだ。

主催はウドー音楽事務所。
外国人アーチストの
プロモーションで有名なこの会社の
何周年かを記念したビッグイベント。

広大な富士スピードウェイの敷地内に
何カ所もの野外ステージを組み、
人気アーチストたちが一同に会するというもの。

いろんなアーチストが、
それぞれのステージで
朝から次々と演奏をしていたけれど、
どのバンドも・・・よく知らない。

我が家の目的は、ただひとつ・・・
そのイベントでトリを飾る
・・・「KISS」を生で見ることだけだ。

「KISS」については、
これまでも何度か書いたけど・・・
私の世代にとっては
ビートルズよりも親しみを感じるバンド。

中学の体育祭の時には
「KISS」のメイクをして
応援団をやっていた奴が何人もいた。

思い起こせば、その約30年前・・・
中学を卒業した春休みに、
「KISS」の武道館コンサートがあった。

チケットまでとったのに・・・
行けなくなっちゃったんだよ。

理由は・・・激しい二日酔い。

以来、30年間・・・
レコード、CD、そして最近はDVDで
我慢し続けてきた。

当然、子供たちもみんな
嫌でも耳に入ってくるので、
いつの間にか家族全員が
「KISS」の大ファンになった。

後で調べたら、
ツアー活動は続けていて、
その間、日本にも何度が来てたんだよね。

それが、わかったら
ますます悔しくなった。

そしてようやく今回・・・
生「KISS」とご対面することができた
・・・というわけ。

まさか30年後に、
中学生になった息子と一緒に
「KISS」を見ることになろうとは
・・・思いもよらなかった。

しかし、これで自分的には
大げさに言うと、
何かひとつ人生の落とし前がついた
・・・そんな気もする。

コンサート当日の天気は小雨交じり。
やっぱりメイクをしているファンも
大勢いたけど・・・
なんか、みんな顔中ドロドロになってた(笑)。

天然のスモークが立ちこめる中、
・・・本物の「KISS」登場!

野外ステージは座席がないから
直線距離10mくらいの場所・・・
ジーン・シモンズの真っ正面に陣取って
ライヴを堪能する。
ステージ上に吹き上がる
炎の熱さが感じられる位置だ。

30年前から比べたら
半分はメンバーが違うんだけれど・・・
「KISS」のすごいところは、
たんにアーチストとしてだけではなく、
キャラクター・ビジネスとしても
確立されているところ。

あのメイクをして
当時と同じパフォーマンスを見せてくれたら、
たいていのファンは大満足する。

むろん、中心の2人が変わってしまったら
問題だろうけど・・・
ちなみに今リードギターをしている人は、
もともと「KISS」のカバーバンドの
メンバーだったらしい。

つまり・・・
大の「KISS」ファンが
本物の「KISS」のメンバーになったのだ。

まるで、ものまねの栗田寛一が
本物の「ルパン三世」になっちゃった
・・・みたいなもんだね。

このことについて、
リードヴーカルのポール
雑誌のインタビューで・・・

「彼は一番のKISSファンだった。
 俺はKISSを作ったKISSファンなんだ」

・・・なんていうシャレたことを言っている。

サービス精神旺盛な
エンターテイナーであるのも
「KISS」の魅力のひとつ。

この間のコンサートでは「Next Song!」と言って
何やら紙を取り出し・・・
『上を向いて歩こう』を観客と大合唱した。

日本の客に喜んでもらおうと思ったんだね。

そもそも外国人・・・
とくに白人が日本に来た時、
平気で英語で道を尋ねたりするのを
私はヘンだと思っている。
・・・ここは日本なのに。

日本人が外国に行った時には、
一生懸命、本を見ながら
その国の言葉で話そうとするでしょ?

いかに英語が共通語とはいえ、
やっぱり、ちょっと違うんじゃないかと思う。

外国人の家が土足で入るからって・・・
日本の家に土足で上がられたら
・・・やっぱりカチンと来るよね。

血を吐いて見せたり、
ギターをステージに叩きつけて見せたりするのは
観客を喜ばせるため。
だけど、礼儀は忘れない・・・っていうことが
「KISS」が30年以上第一線で生きてこられた
ひとつの条件でもあるように思う。

しかし・・・
30年前の衣装が、
厳密には作り直しているとは思うけど、
それを来てあいかわらず似合うというのは
・・・スゴイな。
・・・見習って鍛えないとな。

コンサートが終わって
自宅に戻ったのは午前0時。

家族のみんなは
さすがに車で寝込んでしまったが、
運転手はそうはいかない。

子供たちも大満足。

翌日、長男が
「エレキギターをやりたい」
・・・と言い出した。

毎朝の素振り
ちょうど2,000日を迎えるので、
私が持っているエレキを
プレゼントしようと思う。

ちなみに私がまともに弾けるのは
「KISS」の「ハードラックウーマン」だけだ。


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