20040411
でじたけ流 教育論

第196回
父にせろ


新学期がはじまって・・・
小2になった長女、
小5になった長男、
ともにクラス替えがあって
担任の先生も変わった。

今度の担任の先生たちが
いったいどんな人たちなのかは
まだよく知らないが・・・

長男が最初の宿題として
ちょっとユニークなものを持ち帰って来た。

「これを読む練習をしてこいって言われた」

見せられたプリントには・・・
おお!
私にとっては馴染みのある文章が・・・!

『わたくし生まれも育ちも葛飾柴又です。
 帝釈天で産湯を使い
 姓は車、名は寅次郎。
 人呼んでフーテンの寅と発します』

「男はつらいよ」のイントロの名ゼリフ。
カラオケでは私の十八番。
歌の最期のセリフだってソラで言える。

私が“寅さん”好きであることは
もちろん長男もよく知っている。

長男が練習に先立って
私は早速、車から1枚のCDをとってきた。

「男はつらいよ」の名ゼリフ集。
こういうCDが・・・あるんだよ。

渋滞のイライラを沈めるには
このCDか
広沢虎造の浪曲に限る。

あらためて寅さんのセリフを聞いていると
さすがに名優・・・
本当にそういう人が
そう思っているように聞こえる。
とてもシナリオを読んで
覚えたものに聞こえないところがスゴイ。

長男には
そういうホンモノを聞いて
練習してもらいたい。

後日・・・
何故、新しい先生が
そんな宿題を出したのか
長男は先生に聞いてみたらしい。

すると・・・
「寅さんが好きだから」
という返事かだったとか。

こりゃあ・・・
私とも話が合うかもな。

人を教える人にこそ・・・
寅さんの人情を知ってもらいたい


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