20030907
でじたけ流 教育論

第165回
供に


次男、もうすぐ4歳次男を描いた。

幼稚園に持って行く手さげ袋用に
ひとりずつ似顔絵を描いて
アイロンプリント用紙に出力して
プリントしている。

長男は、こんな感じで・・・
長女は、こんな感じ

3人目となると・・・
いつものように何となく後回しになってしまい、
気がついたら夏休みが明けてしまった。

うちの長男と次男は
本当に良く顔が似ている。
スケール違いのフィギュアのようだ。

いつぞや・・・
長男を連れて会った人と
その直後に次男を連れてバッタリ会ったら
「アレ? こんなに小さかったっけ?」
なんて言われたこともある。

どうせ同じ顔なんだから・・・
長男が幼稚園で使っていた手さげ袋を
そのまま次男が使えばいいとも
ちょっと思ったけど・・・
ちゃんと一人ずつ作ることになった。

描いてみると・・・
やっぱり、ちょっと違う顔をしてる。

造形は確かに似ている
と、いうか同じなんだけど・・・
表情が違う。

長男の方が、何となく固い。
対して次男の方がおおらかな感じ。

長男は初めての子供で・・・
親も必要以上に緊張しているし、
子供としても
やらされることすべてに
手近な見本もなく、ぎこちない。

3人目の次男は・・・
何をするにしても上の2人を見本に
それが子供でもできることを
事前に知っている。

だから思い切りもいいし・・・
やることが早い。

その分、
一番危ないんだけれど、ね。

生まれた時から
自分以外に4人も家族がいた次男は
目上の人間と接する技を心得ている。

子供は知っている・・・んだよなぁ。

自分がニッコリすれば
相手もニッコリしてくれることを。

自分が相手の役に立つことをすれば
相手も喜んでくれるし、ホメてもらえることを。

3つ、4つの子供でも・・・
これくらいのことは「本能」として実践してる。

オモテだって煙草を吸っても
注意されなくなる年になる頃から・・・
だんだんとそうした
基本的な本能が衰えてくるような気がする。

大人になることは大切だし、
嫌でも大人にならなきゃならないんだけど・・・
大人ぶることと、
大人になることは違い過ぎる。

大人に見えるだけの子供より
子供らしい子供の方が・・・
断然、優れていると思う、な。

大人の方が、子供より偉いなんて
・・・決まってないんだ。


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