第111回 ダダに釘付け |
最近、我が家で流行っているのは・・・ウルトラマン。
10年ぶりの大掃除で私の部屋から発掘された初代ウルトラマン関係のグッズ・・・子供たちには新鮮思えたようだ。 中でも注目度が高いのが、ジャミラとダダの怪獣人形。 怖いけどインパクトは抜群! 考えてみると・・・ 私がリアルタイムでウルトラマンを見た時には、今のように家庭用のビデオなどなかったわけで・・・それでも記憶にある怪獣や物語というのは、やはり相当なインパクトを感じたのだろう。 頭のてっぺんと肩がつながったように見えるジャミラは・・・ Tシャツなど着る時に、頭がひっかかると、そのままジャミラになって怪獣ごっこをはじめたもの。 ジャミラとダダがどんな物語だったのか・・・怪獣人形を手に子供たちに説明していたら、どうしても見たくなってDVDを買ってきた。 そういうことが簡単にできるんだから・・・実に便利な時代だ。 ジャミラの話は、今見てもスゴイ。 国際会議を妨害する謎の円盤を操っていたジャミラ。 実は、元は某国の宇宙パイロットだったが、有人衛星の失敗を隠そうとした某国に抹殺されて、怪獣ジャミラとなって戻ってくる。 真相を知った科学特捜隊員の苦悩。 そして何より印象的なのは・・・ ウルトラマンと戦ったジャミラが、最後は万国旗の前で七転八倒して泣きながら死んでいくシーン。 DVDでウルトラマンを見ることを楽しみにしていた子供たちは・・・普通なら終わった後に寝てるか「もっと見よう」と騒ぐのに、ジャミラの物語を見終わると絶句した。 以来、ジャミラの怪獣人形は、怖い怪獣から、可哀想な怪獣に変わり子供たちと一緒に遊んでいる。 ダダの方は・・・やっぱり怖かったみたい。 物語がどうのというより無表情に「ダッダ〜ッ」と迫ってくる感じが、どうしようもなく怖い。 おまけに廊下の角やドアのわきに隠れていたりするもんだから・・・長女はひとりでトイレに行けなくなってしまった。 もうすぐ3歳になる次男も・・・「ちゃんとゴハンを食べないとダダが来る」と言うと目を丸くしてスプーンを握りしめる。 まるで・・・ナマハゲだね。 あんまり脅かすのもよくないとは思いつつ、 面白がって、ついつい子供を怖がらせたりすることが多いんだけど・・・ 怖いものを感じる・・・というのは大人に向かう一歩だとも思う。 世の中は楽しいだけじゃない。 怖かったり、つらかったりした時にどうするかということを知らないで育つと・・・ろくな大人にはなれないよ、きっと。 |
増・築・日・記 19
でじべや凱旋 |
掃除機が入る隙も許さなかった聖域「でじべや」の引っ越しが、いよいよ本格的に開始された。 引っ越し・・・とはいえ、隣へ移るだけなのだが、何せ物が多すぎて、一階から二階へ移動した荷物に比べると考えるだけで気が遠くなっていた。 それでも毎晩コツコツ荷物を移動していたら・・・ようやく声の響きがかわるところまでこぎつけたところだ。 声の響き方・・・これは実に不思議なも感じで、ある一定の空間ができると、とたんに変わる。その響き方で部屋の空間がはかれそうだ。 新しい「でじべや」は、元家族の寝室。独身時代に建てたので、そのまた前はやっぱり私の部屋だった。 狭い部屋へ移動したから十数年ぶりの凱旋、となるわけだが・・・家族も物も、そして借金も格段に増えたよなぁ。 さっさと移動を済ませて・・・物置の建築にかからねば! |
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