20020707
でじたけ流 教育論

第105回 かしき生たち


先日、長男の授業参観で
何十年ぶりかで音楽室に入った話をして・・・
その後、印象に残る音楽の授業の話をしたけど・・・

こうして、いろいろ思い出していたら
何だか無性に小学校時代の先生に会いたくなってきた。

『先生の言うことなんか聞かなくていい!』
・・・なんてタイトルの本まで作った先生嫌いの私が
先生に会いたいなんて、ちょっと妙な感じもするけど・・・
それだけ先生の影響は大きい・・・ってこと
だからヘタに影響を受けるくらいなら
やっぱり言うことを聞かないくらいの方がマシ。

ここでも何度か書いてきたように
私自身は、わりと先生に恵まれた方だと思う。

ひと口で言えば・・・個性的な先生たち。

小学1〜2年の担任は、男の音楽の先生で・・・
音楽の時間でなくても教室でアコーデオンを抱えてた。

私が教わっていた頃は・・・
結婚して少し経ったくらいだったから
今の私より、ずっと年下だったろう。

ちょうど初めての子供が産まれて・・・
写真を撮るのも好きな先生だったから
子供の写真を見せてもらった。

その子の名前まで、今でもハッキリ覚えてる。
チカコちゃんっていう名前だった。
だけど・・・
そのチカコちゃんも、今はとっくに30過ぎてるだろうから
もう、お母さんになってるかも知れないな。

うちの長男が小学校に入った時・・・
私が小学1年の時教わったその先生に
うちの子の写真を見せたいと思った。

今は住所もわからない。
元気でいてくれるといいんだけど・・・。

思えば音楽の先生は、みんな印象深いな。

音楽の授業が
直接、受験に関係していなかったことも
悪い印象はない要因もひとつかも知れない。

中学の時の音楽の先生は・・・若い女の先生だった。

体育館に生徒が集められて・・・
「煙草と肺ガン」なんていう教育映画を見せられた時、
そのわきで不良座りしながら、煙草をふかしてた。

夏休み・・・
部活か何かで学校に行ったら
その先生は・・・ひとりプールで泳いでた。

水着のまま、職員室の窓から顔を出して
・・・例によって一服。

「先生、恋人いないのかよ〜」
なんて言うと・・・
「アンタたちが大人になるの待ってんのよ」
なんて言い返してきた。

もう、こっちはとっくに大人になっちゃったけど・・・
あの先生もハバアになったろうな。

そういう先生たちにとっては・・・
今の学校は居づらい場所になったことだろう。

個性の尊重と言いながら・・・型にはめて、無難に管理。

生徒はもちろん、先生だって・・・
不良は個性なんだけど、な。

7月に入って、学校や幼稚園ではプール授業がはじまった。

長男の髪がボウボウだったので・・・
「ひとりで床屋に行って、
 スポーツ刈りにしてもらって来い」と言ったら
長男はスポーツ刈りという言葉を知らなかったらしい。

忘れないようにと自分でメモした言葉は・・・すぼうずがり。

危うく、素坊主になるところだったが・・・
ちゃんとスポーツ刈りになってた。

個性は間違いから生まれる・・・こともある。

増・築・日・記 13  

我が家の常設展

壁も天井も下地は完成。外壁もほぼできてきた。
増築部分に関して、あと大物はベランダと屋上のフェンスだけだ。

これからドアの枠なんかの塗装をして、壁紙を貼る。
仕上げに天然木を貼りたいところだが・・・とても予算がない。

でじたけロボ・原画展・・・開催予定増築部分ができると・・・
それまで、うちにはなかった長い廊下ができる。これが結構、長い。

普通の壁なら家具で隠れてしまう可能性も高いが、決して幅が広い廊下ではないので、壁の前に物を置くわけにはいかない。

ただ壁だけ・・・というのも何だか淋しい感じがしたので、絵を飾れるよう部分的に壁をくぼませて、中に照明を仕込んだスペースを作ってもらうことにした。

ちょっとしたギャラリーである。

スペースは家族の人数分・・・5箇所。
完成の暁には、家族は毎月ここに飾る作品を作らなければならないことにした。


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