20020623
でじたけ流 教育論

第103回 ツをつかめ!


先週、長男の授業参観で音楽室に入った話をしたけど・・・
小さな時に聴いた音楽っていうのは、本当に耳に残るもんだね。

私はいまだに、カラオケに行くと・・・
懐かしのテレビ漫画シリーズばかり歌ってしまう。

メロディとともに歌詞が肌に染み込んでしまってる・・・という感じだな。

『鉄腕アトム』のメロディなんか耳にしようものなら・・・
条件反射で、ジ〜ンと聞き入ってしまう。

そういえば最近・・・
パソコンのCFでアトムのクラシック・バージョンが使われてるよね。
やっぱり、私の世代にアピール度が高い証拠だろう。

うちには子供が産まれる前から
懐かしのアニメ・ビデオが少なからずあって・・・
当然、子供たちもそれを見ている。

だから、2歳半の次男でさえ
「アトム!」と言うと、拳を握りしめて
片手を高く上げ、片手はヒジを曲げて・・・
アトムの飛行ポーズをとる。

ちなみに・・・
「ロッキー!」と言うと
握った両手の拳をそのまま高く上げて、飛び跳ねる。

「映画論」のページでも、音楽の重要性についてはちょっと書いたけど・・・
物語やセリフは、見ている人が理解しようとしないと、なかなか頭に入ってこないけど、音楽は無条件に入ってきてしまうのが大きな違い。

しかも、何語を話す人だろうが、言葉がわからない赤ん坊だろうが、ね。

これも確か、以前書いたと思うけど・・・
子供の名前を決める時に、最も重要視したのは、名前の持つ意味より、むしろ音。

意味がわかるようになる、ずっと前から、
その「音」で呼ばれるという影響はかなりあると思う。

何もそれだけが理由じゃないだろうけけれど・・・
まわりを見渡しても名前の音が弱い奴は、何となくヘナヘナしている感じがする。
そこで・・・
うちでは男の子には、怒鳴りやすい名前をつけたけど、ね。

幼児教育の研究者に言わせても・・・
母親が怒っても、子供がなかなか言うことを聞かないのに
父親が怒ると、とたんに言うことを聞く理由のひとつに、
父親の声の低さがあるらしい。

母親はヒステリーを起こすと、かえって声が高くなっちゃうし
やっぱり、シメる時にはドスの効いた音が必要だ。

それに・・・
音感やリズム感というのは、
何も音楽家を目指さなくても重要だと思う。

ひとコトで言うと・・・コツをつかむのがうまくなる。

スポーツにもリズムがあるし、
当然、歌手やバンドマンは音感に長けている。

そういう人たちは、感どころがいいから、
例えば役者としても、やっていけたりする。
もちろん、人気という裏付けがあってのことだけど。

身の回りのリズムを、いち早く感じとり・・・
自分で自分のリズムを創り出すことができないと
いつの時代も・・・生きているのがつらくなる。

生きるのが不慣れなまま・・・
長い一生を過ごすわけには、いかないからなぁ。

せいぜい肌に染み込むいい音楽をたくさん聴かせて・・・
リズム感を養ってやらないと。

音に合わせて、体を動かすのが
一番いいんだろうな・・・
頭で覚えたものなんか、すぐに忘れちゃうもん、ね。

増・築・日・記 11  

大浴場への道

壁ができてくると・・・だいぶ部屋らしくなってくる。

器用に貼るもんだ床にもほとんどフローリングが貼られた。
ここまで来ると、後の工程はわりと早いみたいだ。
当初の予定では、お盆くらいの引っ越し予定だったが、8月の上旬には、とりあえず移動できそう。

ただし、それから今までいた1階の改装がはじまるんだけどね。

1階の改装のメインは・・・何と言っても風呂。
足をのばしてつかることができる風呂にすることが、ここ数年の念願だった。

風呂桶にはアメリカ製を使う予定。
何と言ってもサイズがデカいし、価格は国内製の約半分。

そろそろ発注しなければならない時期になって・・・カタログで選ぶ。
写真だけだとよくわからないが、水道代の心配をするカミさんの反対を押し切って、とにかく改装する風呂場に入る最大のサイズに決定。
きっと、送られてきたら・・・想像以上にデカいだろうな。

問題は・・・ある。
アメリカ製の風呂桶には・・・フタがない。

フタを作るのに・・・また、金がかかりそうだ。


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