20020630
でじたけ流 教育論

第104回 育論


子供が幼稚園や小学校に通うようになると・・・
どんなに注意してても、必ず病気をもらってくる。
風邪をはじめ、これからの季節だと結膜炎とか。

ただ・・・
学級閉鎖になるような病気が流行っても
うつらない子がいるのも事実。

だから、うがいをさせたり
基礎的な抵抗力がつくように
日頃から栄養のバランスを考えたりと
親もいろいろ策を練る。

しかし・・・
うつる病気を100%防ぐことは不可能だし
持って生まれた体質的な問題もある。

親が胃腸が弱ければ・・・
子供だけ胃腸が強いという例は珍しい。

最近は子供の数が少ないから・・・
親は何かと手をかけ過ぎるきらいがあるけど
どんなに子供に手をかけたとしても
子供が熱を出しているのを代わるわけにはいかない。

幸いうちの子供たちは
今のところ大きな病気やケガはないけど・・・

病気やケガで自分がつらい思いをすると
はじめて自分の体のことは
自分で守らなければならない・・・ということを知る。
親も、子供本人も。

「勉強しないと将来苦労する」
そんな叱り方は間違いだ・・・と少し前に書いたけど
やっぱり・・・
生きる技を教えるということは、
苦労や苦難を回避する方法を教えることじゃなくて
苦労や苦難と戦う方法を教えることじゃないかな。

戦い方を教えられるのは・・・戦っている人だけ。

たいした戦いをしていなくても
子供相手なら偉そうなことは言えても・・・
しょせん子供だまし。
それに・・・
子供は、いつまでも子供じゃない。

楽をしようとしている親からは
楽をしようとする子供しか育たない。

一生楽に生きていければ、それもいいけれど・・・
そうは人生がおろさないから
戦い方を知らないと、簡単に挫折しちゃう。

「生んでくれなんて頼んでない」なんて
つらがってみせる子供もいるけど・・・
どうせ子供を持った親としては
「生んでくれてありがとう」と言わせてみたい、ね。

それには・・・
人生の先輩として
何か技を授けられないとなぁ。

増・築・日・記 12  

人生、注文建築

雨のおかげで外壁の工事が予定通りには進んでいないが、内部は目に見えて出来てきた。

首が痛くなりそうな作業壁はあらかた出来上がって・・・天井も、もうすぐ貼り終える。

具体的に見えてくればくるほど、図面の段階ではイメージできていなかった部分に、あらためて検討を加えなければならなくなる。

この物入れに棚は本当に必要なのか・・・
ヘタに棚をつけてしまうと入れられなくなるものがあるんじゃないか・・・

ここのところ、具体的な使い勝手について、毎晩、カミさんとあーだこーだ言い合うハメに。具体的な指示をすぐ出さないと、もう手遅れになってしまうという状況なので、とてものんびり語っていられない。

思えば、理想を描いているうちは、まだよかった・・・。

ちょうど、結婚が決まって、いざ結婚式の内容について具体的に詰めようとしたら、いろいろ調整しなきゃならないことが多くて大変だったことを思い出す。

結婚式をするのも家を建てるのも、パックになってるものなら細かいところをいちいち悩む必要はないのだが、完全な注文建築だと自由度が高い分、悩みも多い。

まぁ、こういうことをひとつずつクリアしていかないと、自分の人生って胸をはれる生き方はできないだろう。
結婚生活や人生には、パックはないからなぁ・・・。


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