でじたけの「人生日々更新」化身

作詞家の秋元康さんも
AIがらみの挑戦をしていた
…という話を
番組を見た友人から聞いた

過去作詞した膨大なデータを
AIに学習させ
新しい歌詞を書かせる
本人も同じテーマで歌詞を書く

はたしてどちらが
秋元康らしい歌詞を書くのか？
…といった企画だったようだ

ファンが選んだ結果はAIの作品

秋元康本人が秋元康に負ける
…というのは
意外に思えるかもしれないが
考えてみると"当たり前"にも思える

何故なら
"らしさ"…は過去のもので
本人は常に新しいものを
模索しているに違いないから

加えて本人は
シッカリ歳も重ねてきていて
若い頃には
気づかなかったことにも
気づいている

気づいたことは…もう
気づかなかったことには
…できない

したがって…
過去のデータによる
"らしさ"通りにはなりづらい

そこでこんな話を思い出した

昔…
放浪紳士スタイルが大人気となった
喜劇王チャップリンの
そっくりさん大会が開催された

そこにチャップリン本人が
シャレで参加をしたところ
…なんと２位になってしまった

放浪紳士は
もはやチャップリンからひとり歩きして
ファンの中では
確立したキャラクターになっていたのだ

今の自分とは
決してイコールではないけれど
みんなが抱いている
自分のイメージが確立している
…というのは

本人にとっては
辛い部分も少なくないだろうが
ビジネスモデルとしては
…大成功の証

だが
それを成功に導いて
さらに
続けていくことができるのは
そこにアグラをかかずに
…挑戦する姿勢

あたなが作った映画の中で
イチ推しの作品は何ですか？

…と尋ねられた
チャップリンは
いつもこう答えた

Next one… 次を観てくれ

だから…人生日々更新