教育とは
失敗させること
…だと先週書いた
厳密に言えば…
安全に失敗させ
そこで諦めずに
再挑戦して
成功に近づくことを
学ばせること
…が教育だと思う
失敗しない方法を
学ばせることが
教育ではないし…
失敗しないコツを
学ぶことが勉強ではない
これまでうまくいった
方法やコツを用いて
できることは
前例のあることだけ…
未来に前例はないから
それだけで
未来を切り開くことは
到底できない
明日の天気は
ある程度予測できても
雲の形は常に変化していき
一瞬たりとも
同じ形の雲はない
会得すべきは
方法やコツではなく
姿勢なんだと思う
よく例に出す話で
先週も書いたように思うが
いきなり
自転車に乗れる人はいない
何度も転ぶ経験をして
はじめて乗れるようになる
ただ問題なのは
転んでもいい
状況や立場かどうか
…ということ
1人で転ぶならまだいいが
買い物の荷物を運んでいて
転んだら…卵は割れる
子供を乗せたまま転んだら
子供に怪我をさせてしまう
大人になって転ぶと
自分だけが
痛い思いをすればいい
…というわけにはいかなくなる
故に
転ぶことを学ぶのは
責任も立場もない
若い頃に限るのだ
大人になってからは
できる限り転ばないに限る
しかし
それを実現するためには
どうすれば転ぶかを
頭ではなく
身体で知っておく必要がある
それを知らないまま
大人になると
自転車には乗れなくなる
また…
たとえ
自転車に乗ることは
できていたとしても
転ぶのを恐れて
自転車に乗らないようになると
足腰は弱って
終いには
置いてけぼりにされてしまう
強引に
走らなくてもいい…
現状のままでいい…と
自分都合で時を止め
既得権益を行使しようとするのは
…老害というものだ
やっぱり…人生、日々更新