でじたけ流 教育論-鍛錬
 

でじたけ流“教育論”1320
鍛錬


言うほど
使いこなしてもいないが…
AIがあまりに絵を簡単に描くので
ちょっとつまらなくなって
また手描きに戻ってる

簡単に解けるクイズに
飽きてしまうのと一緒だ

手描きには何より緊張感がある
失敗したら最初からやり直し
…ということも間々ある

だがそれがいいんだ…と思う
そうして
何度も何度も描いているうちに
少しはまともなモノになる

今さらながら…
教育とは「失敗をさせること」
…だと思い返す

よく…
成功体験が大切
…だとか言うが
失敗して
悔しい思いをして
挑戦を繰り返す方が
…もっと大事だと思う

マグレで成功して
成功が当たり前になると
ちょっと失敗したくらいで
すぐに挫折してしまう

いくら転ばないよう
理屈を頭に叩き込んだって
初めて自転車に乗れば
必ず転ぶものだ

頭だけで何かができる
…と
思っていたら大きな勘違い

わかること…と
できること…は違う

できること…がなければ
楽しさを
つかむこともできないし
自信にはつながらない

だいたい
AIの世の中になれば
記憶力がいいだけの
いわゆる頭の良さなど
まるで通用しなくなる

AIに聞けば
知りたい情報を
すぐ手に入れることはできるが
痒い背中をかいてはくれない

健康のための情報を
たくさん知っていても
自分の身体を
自分で動かさないかぎり
健康にはなれないんだ

…というような
叱咤激励を自分に浴びせて
なかなか上手く描けない
自分のケツを叩いてみる

上手く描けた絵を
自慢するだけでなく
失敗も見せ
そこからどう成功したかを
見せつけることが
…教育になるかもしれない

やっぱり…人生、日々更新

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