XL883L 鉄馬小屋通信

20080126:004
カスタムはセクシーに

エアクリーナーカバーの塗装が予想以上に上手くいったので、調子に乗って今度はフロントフォークを塗ることにした。

使用する塗料は、もちろんブラックのゴム塗料。例によって横着して・・・というか、前輪を外すことなど到底できないので、そのままマスキングをして塗装。ただし、フロントのフェンダー(泥よけ)だけは簡単に外せそうだったので外してみた。

スブレーを吹き付けること自体は実に容易だが、難しいのはマスキングテープを剥がすこと。

マスキングテープは粘着の跡が残らないように剥がすことができるけれど、ゴム塗料は乾くとゴムの皮膜のようになるので、剥がしたくないところまでビヨーンと伸びて簡単に剥がれてしまう。

細心の注意をして、マスキングテープを縁をカッターで切ったつもりでいたが・・・早く剥がして完成を見てみたい気持ちに負けて作業が甘くなり、塗っておきたい部分も少し剥がれてしまった。ああ、失敗。

再度マスキングをして部分修正。が、このやり方は塗料の厚みが変わるから、結構ムラになっちゃうなぁ。おまけにフロントフォークの内側を見ると、まるでスプレーが届いてない。

まぁ、よくよく覗き込まない限りかわらないから、いいか・・・ということで簡単に妥協してしまうのが安上がりなカスタマイズをしようという安上がりな根性だな。

でも、さらに自分好みのバイクになってきて実に嬉しい。

ネットで「タンクブラ」というものも買ってみた。

タンクの手前シート側に装着するカバーのようなもの。「タンクブラ」という名称自体、かなりセクシーじゃないか。

外したフロントフェンダーも、しばしそのまま外しっぱなしにしてみる。ますますセクシー&ワイルド。

バイクほどセクシーな乗り物はほかにないな、きっと。言い方を変えれば、セクシーという形容詞が当てはまる機械はバイク以外にないだろう。

そもそも色気なんてものに合理性も効率性もない。ただ、好みであるだけで、他人に説明できる根拠など何もないのだ。

仕事の上では半ば説明することが自体が作業の大半を占めている。それだけに趣味の世界では、できる限り説明などしたくない。自分がよければ、それでいい。たとえフロントフォークに塗りムラがあろうとも、ね。

H-D(ハーレーダビットソン)から何やら通知が届いた。何とリコールのお知らせだ。

買ったのは中古だけど、半年落ちでまだ新車時の車検が残ってる車両だから、ちゃんと通知が来たんだろう。
エキゾーストパイプに取り付けられたヒートシールドの範囲が不適切だったために、走行中に足が当たると火傷する恐れがある・・・らしい。
そろそろ納車1ヶ月点検のために、バイク屋に行かなければならないから一緒に直してもらうことにしよう。

リコール自体は嬉しくないが、H-Dから直接通知が届くというのは内心嬉しい気持ちになる。ああ、俺はハーレーのオーナーなんだ・・・って感じで。そういう嬉しさを感じさせる企業のブランド・イメージというのはスゴイな。

少し前までは「HD」といえば「ハードディスク」だと思っていたが、最近は「ハーレーダビットソン」に見えちゃうもんな。

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