Episode No.502(20000406):運命の波にのれるか?! 日本の首相が大変なコトになったのに不謹慎な話だが・・・。 アメリカでは大統領に「0」のジンクスっていうのがあるらしい。 末尾に「0」の付く年代に当選した大統領は、不慮の死を遂げるという・・・。 当選年を追ってみると・・・。 1840年、ハリソン。 1860年、リンカーン。 1880年、ガーフィールド。 1900年、マッキンレー。 1920年、ハーディング。 そして1960年、ケネディ。 ハリソンとハーディングの場合は大統領任期中の病死、あとはご存知の通り暗殺だ。 最も1800年選出のジェファソンと、1820年に二選したモンローは任期を全うしているから、単なるこじつけだろうけど・・・。 アメリカでは、あいかわらず大統領選挙に話題が集中しているようだけど・・・。 新大統領の就任は、確か来年・・・だったよね? 今年だと縁起が悪いな。 実は今日、4月6日はアメリカ初代大統領ジョージ・ワシントンが就任した日だ。 1789年だから、今から211年前のコトになる。 アメリカが独立宣言をしたのは、1783年9月だから・・・。 独立してから6年間は大統領が不在だったコトになる。 その間、どうしていたのかは勉強不足で、よくわからない。 最も日本の初代総理大臣として伊藤博文が選ばれたのも明治18年の暮れになってからのコト。 大政奉還から明治4年くらいまでの日本には、いわゆる政権というモノはなく・・・。 それから内閣制度ができるまでの間は、三条太政大臣のもと、板垣退助が国会開催を要求して自由党を結成したりはしてたけど、正式に太政官を廃し内閣制ができたのは明治18年暮れ・・・というワケ。 ちなみに明治15(1882)年の4月6日には、板垣退助が演説中に反対派に襲われ・・・ 「板垣死すとも自由は死せず」を叫んでいる。 このセリフがあまりに有名すぎて時々勘違いしている人もいるけれど・・・この時は死んでない。 この時には九死に一生を得て、亡くなったのは、それから37年も後の話だ。 さて、話をワシントンに戻す。 1732年、豊かな地主の家に生まれたジョージ・ワシントンは、海軍士官になるのが夢だった。 ところが11歳の時に父親を亡くし、母を捨てて軍人になるコトはできなくなった。 地主の生活に甘んじなかったジョージは測量技師として働くが・・・。 やがて7年戦争のあおりを受けてイギリス軍の少佐となり、フランスから北アメリカの領土を奪取。 戦争に勝ったのはいいけれど・・・。 今度は戦争で財政が苦しくなったイギリスが植民地に重税をかけてきたコトに怒り独立の総司令官に。 大統領としては1792年と1796年に二選するが・・・。 3度目は断って、農場に帰り静かな余生を送った。 ジンクスはアテにはならないけれど・・・やっぱり運というモノはあるよね。 今頃、ひしひしとそれを感じているだろうね・・・森幹事長、あ! もう首相か。
日本の首相が大変なコトになったのに不謹慎な話だが・・・。 アメリカでは大統領に「0」のジンクスっていうのがあるらしい。 末尾に「0」の付く年代に当選した大統領は、不慮の死を遂げるという・・・。 当選年を追ってみると・・・。 1840年、ハリソン。 1860年、リンカーン。 1880年、ガーフィールド。 1900年、マッキンレー。 1920年、ハーディング。 そして1960年、ケネディ。 ハリソンとハーディングの場合は大統領任期中の病死、あとはご存知の通り暗殺だ。 最も1800年選出のジェファソンと、1820年に二選したモンローは任期を全うしているから、単なるこじつけだろうけど・・・。 アメリカでは、あいかわらず大統領選挙に話題が集中しているようだけど・・・。 新大統領の就任は、確か来年・・・だったよね? 今年だと縁起が悪いな。 実は今日、4月6日はアメリカ初代大統領ジョージ・ワシントンが就任した日だ。 1789年だから、今から211年前のコトになる。 アメリカが独立宣言をしたのは、1783年9月だから・・・。 独立してから6年間は大統領が不在だったコトになる。 その間、どうしていたのかは勉強不足で、よくわからない。 最も日本の初代総理大臣として伊藤博文が選ばれたのも明治18年の暮れになってからのコト。 大政奉還から明治4年くらいまでの日本には、いわゆる政権というモノはなく・・・。 それから内閣制度ができるまでの間は、三条太政大臣のもと、板垣退助が国会開催を要求して自由党を結成したりはしてたけど、正式に太政官を廃し内閣制ができたのは明治18年暮れ・・・というワケ。 ちなみに明治15(1882)年の4月6日には、板垣退助が演説中に反対派に襲われ・・・ 「板垣死すとも自由は死せず」を叫んでいる。 このセリフがあまりに有名すぎて時々勘違いしている人もいるけれど・・・この時は死んでない。 この時には九死に一生を得て、亡くなったのは、それから37年も後の話だ。 さて、話をワシントンに戻す。 1732年、豊かな地主の家に生まれたジョージ・ワシントンは、海軍士官になるのが夢だった。 ところが11歳の時に父親を亡くし、母を捨てて軍人になるコトはできなくなった。 地主の生活に甘んじなかったジョージは測量技師として働くが・・・。 やがて7年戦争のあおりを受けてイギリス軍の少佐となり、フランスから北アメリカの領土を奪取。 戦争に勝ったのはいいけれど・・・。 今度は戦争で財政が苦しくなったイギリスが植民地に重税をかけてきたコトに怒り独立の総司令官に。 大統領としては1792年と1796年に二選するが・・・。 3度目は断って、農場に帰り静かな余生を送った。 ジンクスはアテにはならないけれど・・・やっぱり運というモノはあるよね。 今頃、ひしひしとそれを感じているだろうね・・・森幹事長、あ! もう首相か。
参考資料:「世界史おもしろこぼれ話」石井武夫=著 三笠書房=刊 「今日は何の日」PHP研究所=刊 「世界の歴史 人物図鑑」木村尚三郎=監修 集英社=刊 「21世紀こども人物館」小学館=刊
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