Episode No.287(990728):特技は他人の為ならず 最近、車で聴いているのは広沢虎造ではなく、Charだ。 2〜3年前に武道館でやったデビュー20周年コンサートを見に行った。 その時のライヴ盤が手に入ったので聴いている・・・というワケ。 「ぎんざNOW」でCharが「気絶するほど悩ましい」を歌っている姿が記憶にあると言うと・・・年がバレるな。 アイドル路線でデビューしたものの、いろいろあって、はじらくはマイナーなギタリストの道を歩んでいたCharだが、ここ数年は時折テレビにも顔を見せ、また新曲も発表している。 素人の私が言うのも何だが、とにかくギターがウマくてカッコイイ。 ギタリストに限らず、道路に作業台を置いて作業をする畳職人のまわりにも昔は子供がたくさん集まっていた。 やっぱり、カッコイイ・・・と思いながら見ていたんだ。 ・・・また、年がバレるような話だな。 今は、まずいないモンね、そういう畳職人は。 そういえば、今の小学生の男の子が一番なりたいものって大工だってね。 何か珍しい物を持っているという人より、何か技術を持ってる人の方が数倍カッコイイ。 子供たちは本能的にそれを知っているだろう。 大人になると、もうこれから新しい技術をマスターするのがシンドイもんだから、ついつい言い訳を探しながら、とりあえず、それほど努力しなくても出来ることだけやるようになる。 体裁さえ整えば、それでいい・・・という考えで。 テレビやラジオのトーク番組でのCharは決してしゃべりがうまいとは思えない。 ライヴでのトークも同じ。 見方を変えるとすごく恥ずかしがり屋・・・という感じがする。 頼まれた色紙に「バカ」と書いたというのも一種のテレ隠しだろう。 それが、ひと度ギターを持つと、自信にあふれて弾きまくる。 多くの人に自慢できることであろうがなかろうが、何かひとつくらいは少なくとも周囲の人間には負けないくらいの何かができるようにしておきたい。 その技術がまわりの人の役に立てば、そこにいる自分の存在価値もあるワケだし、何よりも自分の人生に自信がもてる・・・ような気がする。 自信をもって生きていないと、いざという時必ず負けてしまう。 それじゃあ生きてて、つまらない。 さぁて、あなたの特技は??
参考資料:調べてるヒマがなかった・・・のでナシ
[ Back to Top| Backnumber | ご愛読者アンケート|BBS 御意見番| BBS 保存版 ]