Episode No.1487(20030530)
まだまだ若いはずなのに

私も厄年になった。

普段は信心深い方ではないけれど
周囲から「厄払いした方がいい」なんて言われると
ちょっとやっておこうかな
・・・という気にもなっている。

青春だとか、若さだとか・・・
そういうのは考え方ひとつだと思うし
実際にどんな行動ができているか、
鍛え方次第だろうと思うけど・・・
もう、この目も手も足も
肉体はすでに41年以上使っているわけで
衰えていく曲線をゆるやかにすることはできても
止めるわけにはいかない。

最近はキチンと運動しているから
半年前に比べれば
はるかに元気いっぱいだけど、ね。

最もそうやって
今までは「やろう」と思うだけで
できなかった運動を真剣にするのも
もう逃げ場のない年齢になって
今できなければ一生できないという
そうんな思いが強くなったからなんだけど。

年相応の苦労を知らないと
年相応の幸せも手にできない。

20代、30代の若い人たちと
いくら語り合うことはできても・・・
同じ頑張り方しかできなければ
40代であることの意味はない。

自分の都合のいい時だけ・・・
若ぶったり、年寄りぶったりするのは
年相応にやらなければならないことから
逃げていることになるよ、ね。

逃げることだけ上手になっていたのでは
いつまでたっても自分のやりたいことなど
できるはずはない。

夢を叶えるというのは・・・
その年代の人が普通にできていることの
さらにその上を目指そうということだから
同世代の人たちよりも
より多くのことができている必要がある。

人並み以下だけど、夢だけは・・・
というのは芸術家的で
プロの仕事として成り立つ発想じゃない。

たとえ好きな趣味を続けるのだって
経済的な余裕は必要だしね。

本当に越えなければならない壁は
今見えている大きな壁より
ずっと手前の足下にあるのかも知れない。

すぐに越えられるつもりでいても
越えてみないことには・・・先へは進めない。
自分が越えたい壁に
触れることすら、できないんだ。


参考資料:よし・・・今夜も泳ごう