Episode No.1444(20030410)
苦悩

こんなことを書くと
誰かに怒られちゃうかもしれないけれど・・・
「今、悩んでいる」なんて話を聞くと
たいていは、悩んでるんじゃなくて
楽になりたいだけ、なんだよね。

ひょっとしたら、かく言うこの私も
本当の悩みなんて知らないのかもしれないけれど
真の苦悩って・・・きっと
仕方のないことを受け入れなければならない時
・・・だけ、なんじゃないかな?

悩んでるふりをして
あるいは・・・
そう思い込んでいる人の多くは
受け入れないで楽をしよう
・・・という思いが前提にあって、
「悩みがある」と人に打ち明けることで
肩を叩いてほしいだけ、でしょ?

それが大切な時もあるけどさ・・・
一生に一度や二度なら。

答えがわかっているのに
答えを出せない自分・・・
楽をとりたい自分・・・
それは、単なる弱さであって
悩みを語るには幼すぎるんじゃないかな?

昨日のブルース・リーの話の続きだけど・・・
そういえば、こんなことも話してた。

「同じものも、人によって見方が違う。
 見方が違うから、見えてくるものも違う。
 つまり、見い出す答えも異なってくるんだ」

自分に都合のいい
楽になる答えばかりを探していたら
一生そこから出られない。

この扉の向こうに素敵な何かが待っているとしても
誰かが、その扉を開けてくれると思っていたら
待ちぼうけ・・・だ。

何せ、その扉は・・・
自らの手で開けた人しか
中に入ることはできないんだから、ね。


参考資料:苦悩している自分の姿に酔っていないか?