去年はしまいっぱなしだったひな人形を
今年はカミさんが引っ張り出して飾った。
それも玄関先に。

本来はリビングに飾りたいところだが、
ピアノの上まで駆け上がる猫たちがいるので、
リビングの内扉の外…
つまり玄関に飾るしかないのだ。

去年の夏、
ヨチヨチ歩きだった二匹の猫は、
今や片手で抱きかかえるのも難しいほど
巨大化した。

つまり、まだ１歳にも満たないわけで、
人間に比べるとその成長ぶりは驚愕だ。

そうした優れた能力を持つ動物たちの中で
人間が生き抜くためには、
頭を使って道具を編み出すより他にない。

日常生活に必要な肉体を補うための道具
…と、
考えるが故、壊しがちな心を補うための道具。

その２種類の道具をうまく使いこなさないと
何とも生きにくくなってしまう。

長所も発揮する場面を間違えれば短所であり、
短所も発揮する場面によっては長所になる。

自分の何倍もあるピアノのてっぺんまで、
イッキな駆け上がる猫たちの能力は
…叱られるためにしかない。

だから、人生日々更新。