でじたけ流 教育論「猫育論 」
 
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20161120

でじたけ流 教育論850回「猫育論」

でじたけ流教育論 digitake.com


長老猫が逝去してちょうど1年後の今年夏、
ようやくミルク離れをしようという、
2匹の兄弟猫が我が家にやってきた。

以来、約2ヶ月…
手乗り猫だった2匹はすでに
来た時の4倍くらいの大きさとなった。

おそらく初めて見た人は、
これが今年生まれた猫とは、とても思わないはずだ。

洗面所を猫部屋にしてトイレを置いた。
誰かがいる時にはリビングで運動会をしている。
最近は2階に連れていくこともあるようだ。

伊豆半島の突端から来た猫たちは、
まだ外界というものを知らない。

もともと野良だった長老猫と違って、
腹を出して寝るわ、
肉球をいじられても怒ることはないわ、
人に慣れているのは可愛らしいが
まったくの無防備状態。

外に出す時には
犬のように首輪に紐でも付けないことには、
すぐに車にひかれしまいそうだ。

それでもカミさんは…
可愛がってればいいんだから楽よね。
…とつくづく言う。

これが人間であれば、
逞しく育てないと、
後々本人が辛い思いをすることなるが…
猫なら「猫可愛がり」というほどで、
トイレの躾さえできれば、
あとは気が向いた時、撫でていればいい。

犬や猫は
人の5〜6倍のはやさで年をとるというが、
それはここ2ヶ月を見てるだけでも
充分過ぎるほどよくわかる。

もし、犬や猫といったペットが
自分より長生きするとわかっていたら、
可愛がるだけでは不充分かもしれない。

たいていのペットの場合、
可愛がるだけでいいのと引き換えに…
看取らなければならない辛さも
覚悟しなければならない。

いずれにしても、
言葉が通じない相手とのコミュニケーションは、
言葉は通じるのに
意味が通じない相手といるより、
はるかに気は楽だけど、ね。

はたして看取ってもらうはずの子供たちは
可愛がる以上の何かをつかんでくれているのか?

やっぱり…人生、日々更新。

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