北野武監督が
フランスの最高勲章レジオン・ドヌール勲章を授与。
日本人映画監督としては、
黒澤明監督以来、２人目の受章。

…というニュースがあった。

インタビューに答えた北野監督曰く…

「いい賞はいっぱい欲しい。
　なぜかというと、落差が出るから。
　総理大臣がバナナの皮を踏んで転ぶと皆笑うと
　チャップリンが言った言葉があるが、
　同じように、お笑いのためには
　すばらしい賞をいっぱいもらって、
　それから落ちることが
『落差がつく』ということだと思います」

振り返れば…
お笑いブームの頂点から、
フライデー奇襲事件の容疑者。
交通事故で九死に一生を得て、
今またお笑いと映画を極める。

人生、山あり谷ありと言うが、
ドラマチックな人生は落差に満ちている。

谷底で終わるのは何の努力もいらない。
そこから
這い上がっていく姿が人の心をゆさぶる。

今、自分は谷底だ…
そこまで落ちていなくても、
ベストな状態ではない
…と思っているのは誰も一緒。

誰もが、誰かを感動に導く入口に立っている。

だから、人生日々更新。