でじたけの「人生日々更新」言葉

Episode No.5671(20161019)[挑戦]Challenge

言葉
Word

この間、落語を見てきた。
歴史小説を書くことに熱中していると
落語も江戸時代の話として耳に入ってくる。

見事にカタカナ用語が入ってない
…ということに今更ながら関心する。

チャンスとかイメージとか…
今普通に使われているカタカナ用語が
江戸時代の話に出て来たら、
たとえわかりやすくても興ざめしてしまうからね。

自由とか文化…という言葉だって、
明治時代にできた言葉だからね。
それもおかしい。

落語は口伝えで
江戸の頃から伝わってきたものだから、
当然のことながら古典にそんな言葉は出てこない。

そして、耳あたりのいい言葉の応酬。

「小さな村のこと、口が早い」
…ということはつまり
「人口が少ない村では噂が広まるのが早い」
…という意味だが、
長ったらしく説明すれば調子が狂ってしまう。

ただ、読み物の場合には
読むスピードは人によって違うから、
リズムを合わせるのは難しい面もあるが、
それでも説明ばかり続いては飽きる。

落語でもそうだが、
登場人物の性格が最も表れるのは会話だ。

…と偉そうなことを言うものの、
目下できているのは、
書いてる方が説明に飽きてしまい、
掛け合いを楽しんでいる程度なのだが…。

だから、人生日々更新。

Copyright 1998-2016 digitake.com. All Rights Reserved.

人生日々更新 -Main-