今年なんと連載40周年を迎える「こち亀」。
９月にはラサール石井主演の舞台版もまたやるらしい。

笑いには何が必要か…？
答えは、常識だ。

まず常識、あるいは共通認識があって、
それからズレたものがあるから人は笑う。

つまり、常識がないと笑えない。

「こち亀」がこれだけ長期にわたって
読者を楽しませ続けている要因は、
両さんをはじめとする
魅力的なキャラクターが登場するだけでなく、
その構成にあると思う。

まず、一話完結が基本。
これを毎週やるだけでも大変なことなのに、
作者のマイブームと思える、
例えばインターネットだったり、
一見マイナーな
石けん作りだったり、弓道だったり…。
まずその常識をわかりやすく説明した上で、
両さんがその常識を覆す行動に出て笑わせてくれる。

「こち亀」を通して知った常識は数知れない。

好奇心と理解力と、それを超える想像力。
すべてが人一倍だから
「こち亀」はいつまでたっても飽きないんだと思う。

好奇心とはつまり、
気がついたことを気がつかなかったことにしない。
…ということにもつながる。

自分ができる範囲にしがみついていたらいたら、
…成長など望めない。

だから、人生日々更新。