我が家では
テレビでプロ野球を見る
…という習慣がない。

ごく希に
高校野球にチャンネルを合わせる程度で、
実はセ･リーグとパ･リーグの区別もつかない。

少年時代には
一応グローブは買って貰って、
キャッチボールくらいはした経験はあるが、
少年野球に参加したこともなければ、
体育の授業以外で
野球の試合を経験したこともない。

知ってる選手といえば、
長島と王…
それも「巨人の星」で知ったくらいで、
現役選手となると
イチローくらいしか顔と名前が一致しない。

それくらい野球に無頓着な自分からすると、
ニュースで見るイチローが、
いとも簡単にヒットを飛ばすところを見て、
何だか自分にもできそうな気がしてくる。

やったことのない人間にとって、
一流の人が見せる技は、
それがどれだけ凄いことなのか
…それもよくわからない。

ところが、三振している選手を見ると、
下手くそだな…と思ったりする。

つまり…素人には
上手さはよくわからないが、
下手さはよくわかる。

見られる側にとっては、実に酷な話だ。

仕事というものは、できて当たり前。

素人のわりに凄いくらいで、
プロになろうとするのは、とんだ勘違い。

人一倍のレベルを保ち、
そこから、どこまで上にいけるか…。
プロの世界は、どの道も険しい。

だから、人生日々更新。