下田の美しい海岸線に
津波よけの堤防を建てる計画が進んでいる
…という。

堤防の高さは13mだという。
４階建てのビルの高さの堤防は、
景観と観光資源を壊すには充分過ぎるが、
30mの津波が押し寄せるかもしれないと
言われている場所には非力過ぎる。

そんな天に唾を吐くようなことをして
自然に逆らうより、
自然と共生する道を考えないのか？

そうした人間のおごりが
災害をかえって増幅させてしまうだろう。

去年、大涌谷が噴火して
観光客が激減した箱根の老舗旅館では、
外国人観光客向けのＰＲを強化し、
積極的にハザードマップの配布を行った結果、
早くもこの正月には満室に持ち直したという。

危険は隠すと、より危険になる。

堤防があるから安心して
逃げない人がいたら…それこそ大変だ。

堤防を作る予算があるなら、
どうして避難路の整備をしたり、
沿岸のお年寄りを
津波がおよばない地域に移して、
そこでも快適に過ごせる町作りをしないのか？

地元では、そうした取り組みを地道にしているらしいが、
県は一律で決めた対策を押しつけている…との話も。

日本は島国。

こんな計画がどんどん進んでいったら、
やがて我々は
刑務所の中に住んでいるようなもの
…になっちゃうね。

断固反対…！

だから、人生日々更新。

この件については、地元に住む作家で下田観光大使でもある岡崎大五さんのブログもぜひご参照ください。 岡崎大五の作家生活■下田が死ぬ日(2016.1.9)

反対署名運動については、こちらを。締め切り2016年1月30日。 バグースサーフショップからのお願い(2016.1.17)