ロマンを語りたいか?
Do you want to recite a dream?
盗作疑惑で騒がれた
東京オリンピック2020のエンブレムが、
ついに見直し決定になったのは、今週火曜日。
この原稿は、その日に書いてるから、
その後の展開は、まだわかっていないけど…。
この騒ぎが広がった背景に
インターネットがあったことは否めない。
この件に関わらず、最近の騒ぎはみなそうだ。
最近読んでる本に出ていた一文を紹介したい。
「歴史というものを考えると、
世界の民族は互いに交流し合うのが
自然の流れというものであって、
その勢いは人の力で止められるものではない。
特に○○というものが発明されて以来、
(そのスピードが速いので、)
国と国との距離は縮まったも同然だ」
さて、この文中の○○に入る言葉は何か?
インターネット…と入れても、
まったくその通り通用する言葉だと思うが、
原文に記されていたのは「蒸気船」。
この文章は、幕末の昔、
ペリーが黒船を率いて開国を迫りに来る以前、
日本と国交があったオランダの国王が、
日本の指導者向けに送った忠告文書の一説だ。
そんな親切を蹴って、
結局、黒船に押し切られ、
…日本はようやく開国した。
悲しいかな、
日本のお役人たちがやっていることは
170年以上昔とちっとも変わり映えがしない。
また上層部がそうしているのをいいことに、
そんな旧態依然とした体制の中、
あぐらをかいている民間人もまた大勢いる。
もう、偽りを簡単に隠しおおせる時代ではない。
これまで通りにはいかないのだ。
気づいたことに対し、
気づかないふりをするのは卑怯者。
卑怯者はやがて淘汰されるだろう。
未知のものにこそロマンはある。
しかし、
真実が発掘されてしまったものに
…もうロマンはない。
真のロマンを求めたくば、
…現実から目をそらすべきではない。
だから…人生、日々更新。