でじたけの「人生日々更新」若者に習うべきこと

Episode No.5273(20150713)[挑戦]Challenge

若者に習うべきこと
What you should learn from a young

日本最大の変わり目
…といえば、何と言っても幕末維新。

その頃のことは、
あらゆる本に書かれているけど、
政治を動かす側の人たちの話が圧倒的。

自分としては
一般人たちの話が最も興味深い。

かつて調べまくったのは清水次郎長
そして、ここ数年は
「唐人お吉」といわれた斎藤きち

「唐人お吉」の話が
何故世の中に出てきたのかを調べていくと、
お吉と同じ時、
最初の米国領事館となった下田・玉泉寺に
住み込みで働いていた2少年、
西山助蔵と村山滝蔵に行き着いた。

とくに助蔵は、
その後の赴任先だった江戸麻布・善福寺から
30歳を目前に故郷下田に戻っているので、
後世に伝わる話も多いのだが、
一般的にはあまり知られていない。

そこを探るのが、また楽しい。

歴史を探ることは、
その時代を生きた人を探ることだ。

多感な十代を異人たちと過ごした
助蔵、滝蔵、お吉、お福たちの心境を察すると、
一連の「唐人お吉」に描かれた悲劇とはかけ離れた、
意外にもアッケラカンとした
明るい少年少女像が浮かんで来る。

新しい時代…
これまでの生活習慣が染みこんだ大人たちは、
時代の波に翻弄され、ひらすら困惑している。

一方で若者たちは、
新しい波にのって未知への冒険に心を躍らせる。
どうせ若者たちにとっては、
それから先のことはわからない。
それが少しばかり
親たちの時代と違うかどうかの差しかない。

異人と直接暮らして得た英語も…
あるいはインターネットも…
大人たちは、
新しい道具に困惑し、躊躇ばかりしているが、
若者たちは、
大人が億劫がっているのをよそに、
新しい道具をどんどん使いこなしていく。

だから…人生、日々更新。

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