でじたけの「人生日々更新」戦争を知らない子供たち

Episode No.5260(20150627)[生活]Life

戦争を知らない子供たち
Who do not know the war

空腹を嘆く…のではなく、
食い過ぎを悔やむ
…戦後70年の日本人。

もちろん、戦争は知らない。

けれど、その大変さを知ったのは
…盟友を失った時だった。

人ひとりいなくなって、
これほどの思いと
現実的な後処理があるのというのに。

あれほどの人が亡くなったら、
いったいどんな異常事態なのだ。

むろん、戦争だけでなく、
震災もそうだし…交通事故だって、そう。

かつて三島由紀夫が、
平安時代末期から鎌倉時代にかけての
歌人で随筆家でもあった鴨長明の記した内容を
このような主旨で紹介していた…。

残酷さを知るためには
死体はひとつあればいい。

ひとつの死体を観察すれば、
残酷さや悲惨さは痛いほどわかる。

ところが、死体がたくさんになると、
もう数えるしかなくなる。
それが場末の心情だ。

…と。

情報はたくさんあればあるほど、
その貴重さが薄れてしまうものだな。

だから…人生、日々更新

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