自分を廃墟にしない
Nobody is going to approach the person such as the ruins.
田舎町を歩いていると、
よく出くわすのが…廃墟。
かつては、ここにも
生活をしている人たちがいて…
笑ったり、泣いたりしていたに違いないけれど、
子供たちが進学したり、
仕事を求めて街中に出て行って、
やがて残された老夫婦が
亡くなったり、施設に入るようになると
…そのまま朽ちてしまった家。
生活の上で家屋ほど、
使用頻度の高い“道具”はあるまい。
車を売り買いする時には、
走行距離で値段が左右されるよね。
当然、走行距離は少なく…
つまり、使っていない方が価値は高いのだが、
実際のところ、
道具は使い込めば込むほど馴染んでくるが、
使わないでいると、すぐにダメになる。
耐用年数をはるかに超えていても、
そこに人がいて、手入れを怠らなければ、
家は火災や地震でもない限り、かなりもつだろう。
実際…よく呑みに行く店は築160年だし。
人の肉体や能力も同じことで…
使わない能力は、すぐに衰えてしまう。
製造年月日から見ればクラシックカーは
錆びついていて当たり前のようであるけれど…
中にはピカピカに磨き上げられ、
いいエンジン音をさせて、
たとえ車に興味のない人でも
魅了する極乗車だって存在する。
それは新車の魅力…ではないだろう。
はたして自分がどうなれるのかは、
まず自分
…と、それだけでなく
自分と付き合ってくれる友達次第だな。
だから…人生、日々更新。
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