自分というフィルター
Reality through oneself.

絵画や文章に、
書き手の思いが表れるのと同様…
写真にだって、
撮る人独特の解釈がある。

カメラは高機能になって、
誰が撮ったって変わらない
…ようでいて、やっぱり全然違うんだ。

撮り方の上手い下手…じゃなくてね。

まず、何を撮ろうとしたか…に、
その人のヒラメキがある。

誰でもシャッターを押したくなるような
美しい景色であっても…
目の前にある景色すべてを
ファインダーに納めるわけにはいかないから、
どこを切り取るかで、
その人が何を見ているか
…あるいは何を見せたいかがわかる。

絶景の写真を見て、
その場所を知ったつもりになっていても、
実際には、
絶景の場所にいた人の気持ちを
垣間見たに過ぎないんだよ。

人が人に伝えようとしているのは、
真実ではなく、自分が感じたこと。

だから…人生、日々更新。