歴史の発見
Discovery of the history.

結局、後々語り継がれる歴史というやつは、
後世の人々の役に立つことだけ。

たとえ真実であったとしても、
語り継いで得になる何かがなければ、
人々は好きこのんで、伝えようとなどとはしない。

例えばそれは、
人道的な意味合いにおいて、
戦争や災害の記憶であったり…
または、
客寄せに役立つエピソードであったり…。

人は信じたいもの、
あるいは、
理解しやすいものだけを信じるのであって、
学者でもない限り、
決して真実を信じたり、
理解しようとはしない。

今いる人たちの都合によって、
いかようにも解釈されてしまう歴史について
“ロマン”の一言で片づけてしまうのは
簡単すぎやしないか…？

解釈の分かれることや、
よからないことが“ロマン”でいいのなら
…政治だって“ロマン”になってしまう。

それじゃあ国民が迷惑だろ。

そう…歴史の場合だって、
誰も迷惑しないなら“ロマン”でいいんだ。

けれど、
誰かが傷つくような解釈や宣伝なら、
そこはキチンと是正しないと
…それこそ歴史に傷がついてしまうよな。

だから…人生、日々更新。