でじたけの「人生日々更新」目の前にあるものを見てるだけじゃ、 現実を見ているとは言えないんだよな

Episode No.4530(20130226)[習慣]Custom

目の前にあるものを見てるだけじゃ、
現実を見ているとは言えないんだよな
Only a thing seeing is not reality.

この写真は先日、伊豆下田の爪木崎に行った時、
温室の中にあったバナナだ。

オモテはかなり寒かったが、
温室の中はモワッと暑苦しく、眼鏡がいっぺんで曇った。

バナナにとって、この温室の世界は現実だが、
我々は、そこが特別な空間であることを知っている。

よく…
現実を直視してない
…という指摘の仕方があるけど、
そういうことを言われた相手は、
たいていポカンとしてるもんだ。

指摘されたようなことに対する
自覚が、まったくないどころか、
自分じゃ一生懸命見てるつもりでいるからね。

指摘されれば、されるほど、
もっと顔を近づけてしまい、
さらに、周りが見えなくなることも…。

その人にとっての現実というやつは、
その人の目に前は確実にあるわけで…。
ともすれば、指摘をする方こそ、
現実が見えていないのだ
…と逆ギレを起こしたりする。

こういう、わからない輩には、
もっと的確に説明してやらねばならない。

つまり…見るべき場所が違うのだと。

見たいところだけ見て、
見ると辛くなりそうなところは見ない。
自分都合の解釈で自分を正当化ばかり。
そういうのを…
現実が見えていない
あるいは現実逃避してる
…と世間では見るんだ。

目の前にある、
山についてばかり語っても、
登山の素晴らしさなど伝わらない。

実際にその山に登って、
辛い汗を流し、
それでも頂上にたどり着いて見た景色を
思い起こしている表情だけみせれば、
言葉はいらない。
たいてい誰でも山に登ってみたくなる。

他人に何かを説明しようとした時、
つい話が長く、そしてクドくなるのは、
ようするに説得力が欠けているせいだ。

自分の言いたいことが、
どうしても相手に伝わらない時には、
自分に捉えるべき現実が見えているか?
見るべきところまで自分がたどり着いているか?
…ということを、
まず疑ってみるのが賢明さというものだろう、ね。

だから…人生、日々更新。

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