先日、義父の一周忌があった。
大往生だった人の法事はしめっぽさがない。
献杯が済んで、会食がはじまると、
思い出話に花が咲き、
長いテーブルのあちらこちらから
笑い声が聞こえてくる。
こんな時でないと、
なかなか会えない人たちと語らいを楽しむ。
身内とはいえ、
お客様を迎える側は何かと大変だけれど…。
こうして呑み食いの機会があることで、
離れた肉親との絆も太くなるし、
何より新たな家長の
いいお披露目の機会にもなろう。
何にせよ、
面倒がっていては人付き合いなどできないし、
たとえ今は何の不自由がなくても、
…いつか世話になることがあるかもしれない。
親戚に限ったことではないけれど、
人付き合いは、何も問題がない時こそ
キチンとしておかなければならない。
助けてほしい時になって、
いきなり一面識もない人に会いに行けるわけもない。
そもそも
誰の力も借りないで生きていく
…なんて、絶対死なない人でない限り無理。
だって、死んだら
自分で自分の始末はできないから、ね。
…必ず世話になるんだよ、誰かに。
だから…人生、日々更新。