もし、家の中に食べ物がたくさんあって、
居ながらにして世界中の情報を知ることができて、
本や映画やゲームなど、
時間をつぶすにも事欠かない状態だったら…
よほど天気でもよくない限り
…おもてに出て行こうなんて思わないだろう。
何か足りないものがあって、
それを調達する必要にかられると、
たとえ雨が降っていても外へ出て行く必要がある。
若い時には、
体力だけはあるけど、金はないから、
ひたすら街をブラブラしたりするが…、
年金暮らしの年寄りになると、
痛いヒザを抱え、仕方なく行く先は
…病院だけだ。
国にも年齢がある。
日本人も、かつては、
どんどん世界に出て行った時代がある。
留学なんて優雅なもんじゃなく、
命がけの移民だったり…。
ところが最近は、商社に就職しても
海外に出たがらない若者が多いらしい。
日本国内に、たいていのものはあるから、ね。
しかし、平和で豊かな場所で
安穏と過ごしていて身につくのは、
我が儘さと脂肪ばかりで、
コミュニケーション力や人を助ける力は、
まったくつかないだろう…。
隠居暮らしは
精一杯仕事をやり遂げた後じゃなきゃ…な。
自分に足りないものに気づけ…!
だから…人生、日々更新。