この間、手紙を書いたんだ。
それはそれは汚い直筆でね。

ペンを握って便せんに手紙を書くなんて、
何年ぶりのことだったろう。

メールの活字にすっかり慣れてしまい、
パソコンがなければ
人に何かを伝えられないという
錯覚にとらわれがちだったけれど…

ペンを使って書く言葉の方が、
明らかに伝える力があるように思うな。

楽な方法で何かを伝えようとしても
…簡単な分、伝えることが難しくなる。

もっともっと
直筆の手紙を書いてみようと思った。

パソコンで打つのと違って手元に何も残らないから、
より真剣に、責任をもって書こうとする点もいい。

メールよりレターの方が
心がこもってる感じがするだろ？

そもそも…
自分の言葉、自分の書く文字、自分の表現
…に責任が持てないくらいだったら、
人に何かを伝える資格なんてないものな。

そんな文章を、
またキーボードで打ってるわけだけど…
これは楽に表現できる分、
繰り返し繰り返し、伝える努力をしないと、
まず、伝えたい相手には届かない、ね。