抱えている問題は大きい。

なのに、見ろ。

まったく無能で、無責任で、
だらしのない政治家ばかりだ。

こんな連中に国を預けておいていいのか？
国は栄えていけるのか？

だが、待て。よく考えろ。

こんな政治家どもを選んだのは、
我々自身ではないのか？

かように民主主義というものは、
責任をなすり付け合うだけの、
実に頼りにならない仕組みなのだ。

この危機的状況を抜け出すためには、
強い指導者の下、
何事も疑わずに、
一心不乱となって、事にのぞまねばならぬ。

答えは私が示そうではないか！


…と力強く呼びかけた男が、かつていた。














アドルフ・ヒトラーだ。