いざやってみると…
一回やっただけじゃ、
わからないことがたくさんある。

二度、三度やって、
そこそこ様子はわかってきても…

五回、十回はやってみないと、
本当のところはわからない。

わかればわかるほど、
実際にはわからなくなってきて…
二十回、三十回とやってみる。

五十回くらいやって慣れてくると、
人に勧めたくなったり、教えたくなったりして、
百回くらいは平気でやるようになる。

三桁になるともう、
回数など意識することさえ面倒になってくる。

それが自分の生活の一部となった時、
突如、何らかの理由によって、
それを続けることが難しくなる。

やめようと思えば、やめる理由はいくらでもある。

しかし、その理由はすべて、
他人に説明する時用の言い訳であって、
自分が納得できる理由ではない。

自分が納得できる理由とは、
いったい何なのか？
それがわからないから納得できないでいる。

わからなった時、
いろいろと考えあえいだ果てに行き着くのは、
どうして最初の一回をやったのか
…その時の自分に問うこと。

そうして、また一回目がはじまる。

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