昔作られた誰もが知る名曲が、 どうやって出来上がったのかを 紹介するテレビ番組を見た。
隣で見てたカミさんが 「昔の曲を聴くと、 その当時を思い出す」 …と言った。 確かにそういうことはある。
それで元気になれるとしたら、 いったい何故か?
例えば「リンゴの唄」を聴いて元気が出たという、 戦後の貧しい日本を生きた人々が、 当時を思い出したところで、 今よりずっと辛かった思い出しかないのではないか?
それでもなお、笑みがこぼれるとしたら…
その当時のこと…というより、むしろ、 時代とか、周囲の状況とは関係なく、 とにかく前向きに生きようと思っていた 自分を思い出すのではないか?
生まれて生きた時代は引き金に過ぎない。
どうな時代であっても、 自分の人生を切り開くのは自分でしかない。
楽しかった頃というのは、 金があった頃とは限らないよな。
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