自分で商売するなんて…
三度の飯より仕事が好きじゃなきゃ、
…やってられないよ、実際。
〜なんて
カッコつけたことを昨日書いたげと、
これは、かなり本気で言ってる。
ワーカホリックと言われると
ネガティブな感じだが、
本人はいたってポジティブ。
嫌みな上司、松下幸之助の逸話にも、
こんなのがある…。
店長から部下まで、
若い連中が集まった或る支店での話。
若い店長は
みんなのモチベーションを上げるため、
その月の目標を掲げると同時に、
もしその目標が20日で達成できたら、
残りの10日は店を閉めて、
みんなで遊びに行こう、と提案した。
結果、3日の余裕ができて、
実際に3日間、店を休んだ。
得意先には臨時休業の通達を出したが、
うっかり本社にも同じ通達をしてしまった。
さぁ…それを知った松下幸之助は、
即刻、この店長を呼び出す。
「商売人が休むために働いてどうする。
真の商売人であれば、
余裕ができたら、その余裕を
次の商売やお客様のためにつかわなければならない」
こういう説教が延々、何時間も続いたという。
対して、本田宗一郎の場合、
常々、部下に言っていたのは…
「会社のために働くな。自分のために働け」
…ということ。
こういう2人の上司なら、
当然、本田宗一郎の元で働いた方がいい
…と感じるだろうけど、
実は最終的な2人の結論は…
仕事の中に自分の喜びを見いだせ
…ということにおいて同じなんだ。
三度のメシより好きだと思える
…と言い切るのは、つまり覚悟の問題。
三度のメシより好きな相手とじゃなきゃ、
結婚したってうまくいくはずはない。
食えない時代だってあるだろうし、ね。
本能を越えたものをつかんでこそ、
人間に生まれた価値があるんじゃないか?!