仕事の体制が変わって、
夜型から、すっかり朝型になった。
これまでの経験上、
最も頭が鮮明に働いて、
いいアイデアが浮かぶのは、
起き上がる少し前の時間帯だ。
身体はまだ半分寝ていて、
意識だけが起きている。
こういう時は
肉体のわずらわしさが極めて少ないから、
余計なことは一切考えずに集中できる。
やがて、それも
ションベンがしたくなると
打ち破られてしまう。
それまでのほんの少しの時間に考えたことを、
まず忘れずにいることが大事で、
それによってその日一日が決まってしまうくらいだ。
一日を人生に置き換えて考えみると、
そういうわずらわしさのない時間帯は
子供時代に相当する。
子供の頃に考えたこと夢みたことは、
やはり一生を左右するだろう。
思いは子供の頃のままで、
それに技術をプラスして、
思い描いていたこと、できることにしてゆく。
…これがいい大人のなり方だと思う。
子供を辞めて大人になったつもりの人は、
何処かで自分に嘘をついている。
自分との約束を守れなければ
夢など実現できないというのに、ね。