Episode No.3441(20090905)
幸福な時間

夏が終わる
イッキに今年も終わり…という気がする。

流れている時間は同じだけど、
まるで砂時計が最後の方になると
急に早く落ちているように見える感じで。

現代人の多くは
「時間」=「現実」だと思っている。

それは間違いはないし、
その感覚がなければ今の仕事はできない。

…が、時折、
自分の中でのバランスを保つために、
時計ができる前から人類は生きている
…という風にも考えたくなる。

幸福感というのは、まず「一瞬」でしかない

例えばオリンピックで金メダルをとったとしても、
もう次の瞬間には
4年後のオリンピックがどうなるのか、
不安を感じ始めてしまうだろう。

逆に、
どんなに辛い練習を長い間してきていても、
メダルをとった瞬間に、
すべてはチャラになっちゃう。

だから時間の長さは幸福とは関係ないのである。
むしろ…
時間を忘れてしまうことが幸福なんだろう、ね。


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