夏が終わると
イッキに今年も終わり…という気がする。
流れている時間は同じだけど、
まるで砂時計が最後の方になると
急に早く落ちているように見える感じで。
現代人の多くは
「時間」=「現実」だと思っている。
それは間違いはないし、
その感覚がなければ今の仕事はできない。
…が、時折、
自分の中でのバランスを保つために、
時計ができる前から人類は生きている
…という風にも考えたくなる。
幸福感というのは、まず「一瞬」でしかない。
例えばオリンピックで金メダルをとったとしても、
もう次の瞬間には
4年後のオリンピックがどうなるのか、
不安を感じ始めてしまうだろう。
逆に、
どんなに辛い練習を長い間してきていても、
メダルをとった瞬間に、
すべてはチャラになっちゃう。
だから時間の長さは幸福とは関係ないのである。
むしろ…
時間を忘れてしまうことが幸福なんだろう、ね。