Episode No.3439(20090903)
見えない現実

この間、TVで見た話…。

空に飛んでく風船を見た時、
東洋人のほとんどは
風に飛ばされている、と思うけど…
西洋人は
風船から空気がぬけて飛んでいる
…と考えるらしい。

つまり東洋人の多くは、
その物と周囲との関わりを見、
西洋人たちは、
その物しか見ない傾向があるというのだ。

サーチエンジンも
目的以外のものをできるだけ排除した
Googleを西洋人が好む一方、
東洋人は
いろいろゴチャゴチャある中から選ぶ
Yahoo!タイプが多く使われている
…これも、こういった傾向からかもしれない。

見えないものを見ようとするのと、
そこにあるものだけシッカリ見ようとするのと
…はたして、
どちらが現実的なのかは一概に言えないが、
アメリカは「契約社会」で
日本が「根回し社会」であることも事実。

どこに納得を見いだすか、
それは小難しく言えば哲学の違いだろうし、
簡単に言えば感じている場所の違い。

自分に見えている物が
相手に見えているとは限らない。

何かを説明する必要がある時には、
その前提をふまえないと、話はちっとも進まない。


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