Episode No.3414(20090805)
右目と左目

早朝4時40分…セミが鳴き出す。

深夜にふと目を覚まし、
ヒグラシの声を聞きながら、
窓を開ければ
自然のクーラーが肌に心地いい
…それも、おおむね4時40分まで。

また騒がしい夏の一日が始まる。

そればそれで
充実感も感じなくはないのだが…
静と動のバランスは保っていきたい。

毎日が日曜日なら、
こんなに退屈なことはない
…と、ゲーテは言った。

都会の雑踏に身を置くと、
人が嫌いになってしまいそうで
…と、この間、倉本聰さんが言ってた

過ぎたるは及ばざるがごとし…!

右目と左目がないと、
物を立体的にとらえることは難しい。

平面的なものだけで満足がいかないのは…
自分の肉体が立体的にできているからである。

人のカタチをした人形が捨てにくい、のや…
魚は生け簀にいても旨そうだと思うのに、
自分と同じほ乳類である牛が牧場にいても
決して旨そうだとは思わないのと同じ理屈
…だと、私は思う。


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