「それは地上の道のようなものである。
地上には、もともと道はない。
歩くひとが多くなれば、それが道になるのだ」
寺山修司が「ポケットに名言を」で選んだ
魯迅(ろじん)の言葉。
紹介したのは文章の途中から。
この「それ」は何をさしていると思う?
もともとはなくて…
多くの人が歩くことによって、できたもの。
あるといえばあるし、
ないといえばない、もの。
だけど、確実に
人はそれをたよりに歩いていく。
また時には、
誰かが切り開いていくことによって
後に続く者が出てくる。
魯迅が出した答えは…
…「希望」。