Episode No.3094(20080728)
自分の腕時計を描けるか?

個人で保険の世話になるのは、
たいてい事故か病気の時に限るが・・・
自分で会社経営などしていると、
それ以外にも何かと保険の世話になる機会が多い。

そんな保険の話を社内でしていたら、
もっと詳しく聞きたいという人も少なくなった。

そこで先日、うちの保険顧問である
ファイナンシャル・プランナーに、
社員向けに簡単なセミナーをやってもらった。

まずは講師からの質問。

「自分が入っている保険の内容について、
 充分理解できてる人は手をあげてください」

・・・誰もいない。私も含めて。

それは当たり前の話だ、と講師の話は続く。

毎日、何度も見る自分の腕時計。
その文字盤を
時計を見ずに描ける人は、まずいない。

・・・確かにそうだ。

保険も同じことで・・・
加入した時には、もちろん説明を受けて、
納得して入っただろうけど、
・・・証券の内容はとても暗記できるもんじゃない。

それでも入っていれば・・・安心。
・・・と思うのは、ちょっと楽観的すぎ。

加入した時は独身で・・・
今は女房も子供もいる身となれば、
必要な条件は大きく変わってきているはず。

車の保険なら・・・
車を買い換える度、
また年に一度の更新時には必ず見直すことになるが、
生命保険や火災保険といった
長期保険は、よほどのことがない限り
・・・見直すことはない。

意外と払いすぎてたり・・・
同じ金額を払うなら、
別の内容に切り替えた方が保証範囲が広がる
・・・なんてことも多い。

そういう細かいことは、
専門家に聞かないとわからないから
・・・信用できる専門ブレーンを置くのが得策。

少なくとも、うちの社員には、
ブレーンをつけることができそうだ。

・・・どうぞ、安心して働いてください。