Episode No.3050(20080606)
不服は片時の慰め

自分を一人前扱いしてもらえない、と
訴える奴がいる。

自分は・・・
あれもできるし、これもできる。

一人前、いやそれ以上の扱いを受けて
・・・当然だと。

しかし・・・
そうやって自ら訴えること自体
・・・どう考えても半人前、いやそれ以下。

どう扱うかは
自分が決めることではなく
周囲が決めること。

まるで居酒屋のメニューのように、
あれもできる、これもできると騒ぐのも
・・・自信のなさの現れ。

そりゃあ
冷蔵庫にある冷凍食品をチンすることくらいなら
アルバイトにだって出来るだろう。

冷凍食品を準備するのに、
冷凍食品が溶け出すまで考え込んでいるような奴に
仕事は任せられない。

不服を言うことは簡単だ。
自分で自分を認めるのも、また簡単。

不服をグッと胸の奥にしまい込んで、
まず言われたことを確実にこなし、
認めてもらえて・・・はじめて人並み

プラス、相手の期待以上の成果を見せられれば
・・・ようやく一人前

それが少なくとも10年続いて・・・ようやくプロ

今、自分は何処に立っているのか・・・
それさえわからなければ進む道も見えない。