Episode No.3009(20080419)
伝える方法

このところ再三書いている・・・
コミュニケーションは「質」より「量」
・・・というフレーズ。

或るセミナーに行って
某大学の教授に聴いた言葉なんだけど、ね。

確かこの話も書いたはずだが・・・
ページが見つからずリンクできない。

まぁ、それはそれとして・・・

その大きな裏付けのひとつは、やはり・・・

他人には行動は見えても
考えや思いは見えない。

・・・ということがあるように思うな。

相手が何を考えているか・・・は、
どんなに近しい間柄であっても想像でしかない。
何をしたか・・・は、
遠い他人であってもわかる。

・・・だから、
金メダリストに知り合いはいなくても
喝采を送りたくなってしまうんだ。

偉業を見れば
何故そうしたのか・・・
どういう考えや思いがあったのか
・・・も知りたくなってくるが
やる前にいくら語られても「ふーん」で終わり。

それでも・・・
たくさん会って、たくさん話していると
言葉の内容ではなく、
相手の表情や雰囲気から
伝わってくるものも手伝って、
何となくわかった気になってしまう
・・・ということもある。

さらには・・・
よほど嫌な相手でない限り、
情も移ってくるから・・・
内容は充分にはわからないけれど、
おまえがそこまで言うのならやってみろ
・・・ということにもなってくる。

プロの物書きだって
内容だけで読み手を感動させるのは
至難の業なんだから・・・
一度や二度のコンタクトで
相手に伝わるなんて思うのは
・・・甘い考えだろう、ね。