足踏みばかりしてても、
靴は減るんだよ。足も痛くなる。
それなりに時間も経つし、
周囲の様子が変わってくると
何となく自分が動かしたみたいに
錯覚したりもする。
・・・けどね、足踏みは足踏みだ。
先へは進まない。
靴もアイデアも、そして自分も、
ただ古くなっていくだけ。
おまけに、いつかは底が抜ける。
床板に支えられて
何とかやっているだけで、
繰り返すことと言えば
・・・床板を痛めているだけ。
床板が壊れて、
足がズボッとはまって
身動きがとれなくなったら・・・
今度は床のせいにするかい?
少なくとも床を直すのに四苦八苦して、
それが進めない理由になるだろう。
しかし・・・
壊れた床はいくら補強をしても
決して新しくはならない。
・・・壊れやすくなるだけ。
立てる場所がなくなってしまうまで、
その場から動こうとしないのは・・・
やっぱり怠惰じゃないか。
生きていれば動くのは当たり前。
できることをするのは当然。
でも、足踏みばかりじゃ到達できない。