Episode No.2923(20080102)
大型自動輪挑戦日誌

第2回●初めて750に乗る

◆1段階1時限目

ゼッケンの付け方等々・・・教習のルールについて話しを聞いた後、いよいよ実車。
教習車はCB750。でかい。が、乗ってみると400とあまり変わらない。
取り回しやスタンドかけを行った後、いきなり走る。
外周をぐるぐるまわる。途中にトラウマの一本橋もあって、初回は案の定落ちてしまったが、何周かしているうちに慣れてくる。
しかし、クラッチが重い。左手が痛くなるほどに。大型ってみんなそうなのか?
教習後、同じ時間に受けていた若者と思わず会話がはずむ。同じ苦労をした者同士はうち解けるのが早い。

◆1段階2時限目

今度は中免教習の若者たちと一緒。
中免教習のおそらくは卒検目前の人たちと一斉に発信する。が、なかなかクラッチがつながらずに焦る。さっき乗ってたバイクと比べてクラッチが軽すぎる。感覚違いすぎ。
8の字とスラローム、そして一本橋の特訓。
そう、まさに特訓なのだ。
車の免許をとる時や中免をとる時には、いずれも初めてのことだったので、いかにも「教えてもらってる感」があったが・・・免許を持っていることが前提の大型二輪では、細かいことは教わらずにバイクに乗ったら、いきなり「練習」。
繰り返し同じコースをまわりながら、時折、教官に止められて注意を受ける。
●フットブレーキを使わずに前ブレーキばかり使っている、とか。
●カカトが外を向いてニーグリップできていない、とか。
●ブレーキに指が2本しかかかっていない、とか。
・・・これはすべて250スクーターで走り慣れてしまったことによる悪い癖なのだ。
クラッチはわりと意識するし、ギアを変えるのは楽しいので、よくやるけど、ブレーキに関しては、とりあえず前ブレーキだけでも止まるのでフットブレーキの存在など、ほぼ忘れている。おまけに原付やスクーターではニーグリップはない。
教習後、教官がいい話をしてくれた。
「何秒以内という試験もあるが、まずは確実に通れるようになること。確実に通れる自分なりの速度と感覚で試験にパスしないとね。あまり意気込んで秒数ばかり気にしていて一本橋を落ちたらアウトだから」
・・・確かに。中免の時はそれで2回も卒検を落ちてしまった。
一本橋の訓練は中免の時の教訓を生かして、できるだけ遠くを見るように意識したら何とかなった。
そうだ、近くを見てるとかえってフラついちゃうんだ。危ないと思ったら遠くを見ないと・・・。バイクが教える人生訓。
2時限目の特訓でこの寒空の下、ヘルメットの中は汗だく。今夜あたり筋肉痛になってしまうんじゃないだろうか。翌日も2時間とっちゃったけど・・・大丈夫なのか?

立ちゴケ×1回
エンスト×1回
しかし・・・立ちゴケから750をすぐ起こし、即座にコースに戻れたのは、後で考えてみればスゴイことだ。だてに中免は持ってないってことか。

帰り道のスクーターでは、できるだけひざを閉じて、指はブレーキにちゃんと4本かけて安全運転を心がけてみる。

◆1段階3時限目

教官と1対1の教習。若くてフレンドリーな教官だった。
1段階の見きわめ(もう次の次だが)で走るコースを延々まわる。
教官のハンドルワークに関する指導のおかげで、一本橋はだいぶ楽になったし、坂道発進も何のそのだが・・・クランクにはまる。
右の小回りは慣れたバイクでも苦手だが、750ccのガタイではなおのこと。おまけに今日乗ったのも昨日の1時限目と同じ、あのクラッチがやたらと固いバイクで難儀する。
二速より一速の方がやりやすいことはわかったものの、クランクに入ってすぐの右直角カーブで通算2回コケる。う〜ん。

◆1段階4時限目

体験学習ということでオートマの大型二輪に乗る。SUZUKIの650ccのヤツだった。
スクーターなら、教習所にも乗ってきてるし楽勝・・・と思いきや、大型スクーターは何せ長くて、とてつもなく重い。750ccより重いらしい。
最初は軽い引き回しとセンタースタンド立て。スタンドに全体重をかけているというのに、まったく上がらない。倒れた750ccだって起こせるというのに。
教官にコツを聞くと、前輪をまっすぐにすることだと言う。なるほど。で、ようやく立てることができた。しかし、はずすのも大変。
後はひたすら先程と同じコースをまわる。そしてクランクにはまりまくる。クラッチワークはないが、前輪がまったく見えないのでやりづらいったらない。
一本橋の練習にはなった。そしてコースも覚えた。何とかタブらずに第一段階を終えたいところだが・・・。スクーターのセンタースタンド立てのおかげで、すっかり筋肉痛になってしまった。

650ccのスクーター

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