Episode No.2922(20080101)

明けましておめでとうございます。
今年もご贔屓に・・・!

さて、今週は正月休みなので、
ちょっと楽をさせてもらって・・・
密かに(というほどのものでもないけど)
書きためていたものの中から更新させてもらいます。

題して・・・

大型自動輪挑戦日誌
このところバイクの話ばかりでウンザリ
・・・という方はごめんなさい。

第1回●教習所リターンズ

■2度と行くまいと思っていたのに

5年ほど前・・・40歳なった頃、ダイエットに挑戦した。
それまで何度も挑戦していたが、思うような効果があらわれず・・・というか、楽をして痩せようとしていただけだったので、原点に返って運動をして痩せようと思った。

選んだのは水泳。得意というほどではないし、平泳ぎしかできないのだが、とにかくガムシャラに朝晩泳ぎまくって、高校時代の体重まで落とすことができた。

体が軽くなると気分も軽くなる。また何かに挑戦したくなって選んだのがバイクの免許をとることだった。
高校時代にはバイクに乗る友達も多かったが、うちでは禁止されていた。せっかく高校時代の体重に戻ったのだから、高校時代にできなかったことをしてやろう、と教習所に通いはじめた。

自分は運動神経は悪くないと思っていたのだが、さすがに若い時のようにはいかない。ハタチくらいの若者に「大丈夫ですよ」なんて慰められた。「こっちはお前が生まれた頃から車の運転してんだぜ」と言ってやりたかったが、バイクの運転は彼の方が上手い。頭ではわかっているのに体がついていかない。あれやこれやと苦労の末、卒業検定3回目にしてようやく合格。

もう教習所なんか2度と来るものか・・・と思っていたのだが。

最近、仕事で知り合ったタクシー会社の部長さんが、息子さんと共同でハーレーを買ったという話を聞いた。
うらやましがっていると「じゃあ買いなよ、思ったより安いよ」と言う。「だって中型しか持ってないですもん」と返すと「じゃあ取りなよ。教習所紹介してやるよ」と言われた。
タクシー会社は新人に二種免許を取らせるために、教習所とは仲がいいのだ。

お得意さんの紹介とあっては行かないわけにもいかない。とりあえず案内書をもらうつもりで教習所を訪ねると、受付でいきなり「承っております」と言われ、勧められるまま入学願書に記入。かくして再びバイクの教習を受けることとなった。

受付の女性はかなり眠そうな人で、説明の途中に一瞬寝てるんじゃないかと思える場面が何回もあり、内心腹立たしいやら可笑しいやら。
費用は一括払いで11万ちょっと(紹介なので5,000円引き)。
免許の確認、署名・捺印・・・
それから証明写真を撮って、視力検査をして、色盲検査をして屈伸・指の動きの簡単な検査をして入学手続き完了。


入学後9ヶ月以内に卒業すればいいという説明を受けて、それなら何とかなりそうだと思いつつ、予約係に行く。
しかし、中型から大型への教習は全行程12時間と少ないので、最初に受けなければならない「教習診断」と、第一段階5時間分の「実車教習」の予約を予約係にイッキに入れられてしまった。

■教習所・初日

「教習診断」のみ。
早めに着いたので、喫煙室から教習コースを眺める。目の前に一本橋があって、次々と教習生が渡っている。

思えば中免の時には、この一本橋がトラウマとなって2回も卒検を落ちてしまった。
今はスイスイ路肩走行するよになったので、今回は大丈夫だと思うけど・・・緊張感が蘇る。
そのまわりを走っている車を見ても何の緊張感もないのに。車はもう20年以上も乗ってるからなぁ。

「教習診断」は二輪にかかわらず教習の最初にやらなければならない性格判断のようなもの。
20年以上も前の普通免許の時は忘れてしまったが、4年半前の時と同じ内容だと思う。

しかし・・・時間を競うものは確実に衰えたな。前なら全問サッサとできたはずなのに、半分くらいしかできない。四捨五入すれば50だからな。
だいたい老眼がかってきてからというもの、机でテストみたいなものを受けるということ自体が辛いと感じるようになってる。
もし今から学科のあるようなものを受けることになったら・・・かなり辛いね、きっと。
やっぱりそういうことは若いうちにやっておくものだ。

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