Episode No.2888(20071122)
永久の課題

資源は限られている

その資源をめぐって
太古の昔から人類の争いは絶えない。

そんな人類すべてが求めているもの
・・・それは、永久機関だ。

特別なエネルギーを必要とせず、
ひたすら動き続けるものがあれば
争いもなくなるかもしれない。

そんな・・・
永久機関に近い発電システムの実験が、
実用化に向けて進められているという。

その名は・・・海洋温度差発電

海面から底に向けて長いパイプを通す。
その中にアンモニアを入れる。

深海の温度が低いところでは
アンモニアは液体化し、
温度が上がるにしたがって気化していく。
この気化した勢いでタービンをまわし発電する。

タービンをまわしたアンモニアは
再び深海に送られ・・・液化する。
・・・この繰り返しにより
無公害で永久的な発電が可能になるとか。

これが実現すれば・・・
赤道直下の発展途上国も豊かになり、
いいことづくめのようだが
・・・いかんせん設備がべらぼうに高い。

こういう地球規模の企画は
地球規模でお金を集めることができないと
・・・なかなか実現が難しい。

かつてアメリカの故・レーガン元大統領

「もし宇宙からの侵略者が来たら、
 その時、人類は一致団結できるだろう」

・・・というような演説をして、
UFOマニアから、
ひょっとしてそんな極秘情報があるのでは?
・・・なんて思われたりしたけど、
資源や環境問題は・・・
宇宙からの侵略者以上の脅威。

ガソリンが値上げしたくらいで
驚いているのは・・・まだ序の口?