Episode No.2869(20071031)
賢明さの証

道具は大切にするばかりでなく、
使っていないと・・・壊れちゃうんだよ、ね。
・・・肉体とおんなじで。

このところ・・・
身の回りの道具が立て続けによく壊れる
・・・なんて思っていたけど、
ようするに、
持っていたけど、まともに使っていなかったものを
まともに使い始めたから、
ようやく異変に気づくようになった
・・・だけなのかもしれないな。

小さな影は・・・
そこに目を向けていなければ
・・・決して気づかない。

大きな影を落とすようになってからでは、
影の要因を取り払うのは極めて厄介だ。

明日使おうと思っているものは、
今日のうちに一度動かしておかないと
・・・昔通りに動いてくれるとは限らない。

アテにできるのは・・・
今使えているものだけ、だね。

あと・・・異常を感じる時、
具体的にあるのは・・・音。

ハードディスクがカタンと鳴ったり。
バイクのエンジンがプスンと言ったり。

普段の音を知らないと、
それが異常なのかどうかは判断つかない。

見えるものがすべてじゃない。
誰の目にも明らかになるまで放置しておくのは
・・・賢明じゃないよな。

医者が聴診器をあてるみたいに、
見えないものを感じる手段を
いくつ持っているのかが
・・・賢明さの証かもしれない。

日常生活に支障をきたさない程度には
・・・訓練を積まねば。